世界の流れ

雑記

1929年にアメリカのウォール街を発端とする世界恐慌が起こりました。
ソ連のようにその影響を受けなかった国もありますが、日本を始め多くの国で不況となりました。
不況となった国は、ブロック経済(植民地に負担を押し付け)、ニューディール政策(公共事業)を行いました。
経済基盤が弱かった国ではファシズムが台頭していくことになりました。

そして第一次世界大戦後に出来た国際協調体制は崩れ、第二次世界大戦に突き進んでいくことになりました。

第二次世界大戦後、その失敗を教訓に国際連盟が出来ました。
それ以外にも世界銀行、IMF、WTO、PKO、、、といった多国間での枠組みが創設され、国際協調の体制が整えられていきました。

しかし、ここに来て、国際協調の時代に変化が訪れています。
アメリカはトランプ大統領が就任し、世界の警察を辞めてアメリカ・ファーストで行くことを宣言しました。
イギリスのジョンソン大統領は、EUからの離脱を宣言しています。
もしEUからイギリスが抜けた場合、今まで以上にEU内でのドイツ一強の状態は強まるでしょう。
中国は共産党による独裁政治でどんどん膨張し、アメリカと激しく貿易戦争をしています。

どの国も徐々に余裕が無くなり、自国だけでも何とかしようという状況が着々と進んでいるのです。

よく歴史は繰り返すと言いますが、人間は歴史から失敗を学ぶことで発展してきました。
もはや誰の手にも止められない大きな流れの中で世界は動いていますが、世の中が徐々に良い方向に行くことを願って已みません。

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