国民の祝日です
2019年10月22日、即位礼正殿の儀が行われました。
今年に限り国民の祝日になるということで、儀式の様子を見ていた人も多いのではないでしょうか。
世界中から国家元首らが参列し、「200近い国・機関のVIPが同時期に来日する規模としては、過去最大になる」ようです。

これは世界中の国と良好な関係を築いている証拠でしょう。
台湾には中国との関係に配慮して招待状を送らなかったようですが、アメリカからは台湾出身のチャオ運輸長官が参列しました。

歴史の中で
天皇陛下(Emperor)は日本国憲法で「日本国および日本国民統合の象徴」と規定されています。
世界には王室を持つ国が26あるとされていますが、「日本の皇室」はその中でも世界最古の王朝と言われています。

第二次世界大戦後は神武天皇の頃は神話の世界として勉強するようになりましたが、文献がそれなりにある頃から見ても最も古くから続いているようです。

ここまで長く血筋が続いている(万世一系)理由としては、政治の権力からは一線を画し、宗教色が強い立場にいたことが挙げられるでしょう。
日本の年表を見ると、鎌倉→室町→戦国→江戸の時代は幕府(武家)が実際的な権力を握っていました。(本来、征夷大将軍は東北征伐の役職でしかなかった。)
天皇陛下のお仕事
天皇陛下の行うことは日本国憲法で「国事行為」として規定されています。
総理大臣、最高裁判所長官の任命、法律の公布、国会の召集、衆議院の解散、儀式を行う、などがあります。(皇室外交は「公的行為として位置付けられている。」)

戦時中は国家神道の現人神として崇拝されていましたが、現在では宮中祭祀として新嘗祭や四方拝などを行い、五穀豊穣や国家・国民の安寧を祈っています。
ちなみにそれらの儀式は江戸時代末期に光格天皇により復元され、明治維新以降に整備されました。
上皇陛下が生前退位(譲位)されることになったときにニュースなどでも取り上げられましたが、「天皇」という立場は非常に忙しく、大変な仕事だということが世間に知れ渡りました。

また、職業選択、婚姻、住居選択の自由、参政権といった権利が無い一方で、一部を覗いて税金の支払いの義務はあるという、非常に大変な立場にいるのです。


日本人として天皇陛下のの御即位をお祝いし、日本国と皇室の繁栄をお祈り申し上げます。
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