IT企業に就職したらプログラミングが出来るようになるのか。

IT関連

新卒で入社するのであれば学歴や面談での人となりが重視され、プログラミングの技術力が重視されないというIT企業は結構あると思います。(もちろんあるに越したことがないのは言うまでもありませんが。)
一方で中途で入社する場合は、ある程度技術力(即戦力)が求められていると思います。
最近だとプログラミングスクールに通ってポートフォリオを作成し、それで技術力をアピールして入社するというのは、かなり一般的な方法になっていると思います。

その中で、技術力(即戦力)というのはどのレベルなのかなと疑問に思う部分は結構あります。
とあるプログラミングスクールでは10週間で集中的に即戦力を身に着けて就職しましょうというコースがあるのを見ました。(具体的なカリキュラムは見ていませんが)
半年がっつり時間を掛けて勉強しようとしている自分からすると、10週間でそんなに即戦力なんて付くのかな?と思います。
もちろん私より集中力もあってセンスもって寝食を捨てられる人であれば問題ないのかもしれませんが、一応経験者の私が半年掛けてやろうとしているのを考えると、「凄いな」と思います。

実際、私はIT未経験からSIerに入社し、3ヶ月の新人研修がありました。
マナー研修やら諸々込みで3ヶ月なので、技術的な勉強は2ヶ月くらいだったと思います。(実際にコードを書いていたのは1ヶ月くらいかもしれません)
正直プログラミングは全然身につきませんでした。
現場に配属されたあとも、ずっとコードを書いているわけではありません。
むしろ、設計したり、テストしたり、会議に出たり、やることは色々あります。
2年数ヶ月エンジニアとしてやってきましたが、結局プログラミングが全然出来ない低空エンジニアのままでした。
IT企業に就職したからと言って、自分で学び続けないと、何も出来ないお荷物として迷惑を周囲に掛けまくるのは明白です。(ご迷惑をお掛けしました。。)

もちろん現場でしか経験出来ないこともたくさんあると思います。
ダラダラ勉強するより、現場でスケジュールに追われてコードを書いたほうが身につくという考え方もあると思います。
しかし雇う企業側からすると、結局教育コストや管理コストが嵩むだけで、メリットはありません。

確かにある程度の技術力とある程度の条件が揃えば、エンジニアになることは出来るかもしれませんし、私はそうやってエンジニアと名乗って来ました。
ただ、そういう低レベルエンジンアは腐るほどいます。
自分はそのままだといけないと思って、それなりの収入と低レベルエンジニアの称号を捨てて、再度勉強し直す道を選びました。
短期的に見たらリスクを負っているように見えるかもしれませんが、IT企業に就職できたから安泰だと思って学ばない人の方が、ハイリスクだと思います。

どちらにせよ、自分で選んだ道が上手くいくように、道を敷いていこうと思います。

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