米中戦争

雑記

アメリカと中国の戦いが激しさを増しています。
政治、経済、軍事、IT、メディア、イデオロギーなど、各分野で攻防戦が行われています。
連日、日本のメディアでも取り上げられています。

国際金融センターとして名を馳せた香港は、徐々に中国に飲み込まれようとしています。
私は学生時代、海外積立に興味を持ちました。
日本ではHSBCやスタンダードチャータード銀行の口座が開設出来ないため、リテラシーが高い人は挙って香港に行っていました。
しかしその役割は、徐々にシンガポール等に移されていくのではと思います。

勿論、香港だけでは無いです。
日本の領海にも連日のように中国の船が侵入しています。
もし軍事衝突となったら、日本は最前線で戦う必要に迫られるかもしれません。

根本的に、アメリカは自由主義、民主主義、中国は社会主義、という宗教の違いがあります。
何時の時代も、何を信じて生きるかというので、人は殺し合ってきました。
絶対に自分が正しいという信仰心の強さは、自分とは違う考えの人を悪としてしまうようです。

TikTokを始めとするテンセント関連のアプリの排除も進んでいます。
フォートナイト等のゲームも規制される可能性があります。
アメリカは情報が抜かれる可能性があるため、規制すると言っています。
しかし現実にはGAFAも個人情報は抜いているでしょう。

アメリカ側の言い分が、中国ではなく、中国共産党が悪者とする論調に変わってきました。
一般の中国民は、政府によって情報操作され、洗脳されているということです。
一党独裁の非民主主義が悪ということです。
とは言え、シンガポールの様に独裁ながら発展した平和な国もあります。

中国は非常に大きな国で、色んな人種の人がいます。
辺境の地にいるウイグル人を迫害していることは、世界の知ることになりました。
しかし、世界の誰もそれを止めることが出来ていません。

第二次世界大戦後、二度とヒトラーを生まないと世界は誓いました。
しかし、ウイグル人たちはアウシュビッツ収容所さながらの強制収容生活を贈っています。
経済優先のメルケル首相は、反中国のトーンが低いと批判されているようです。
どれだけ悲惨なことが現実で起こっていようとも、自分たちの平和や食い扶持の心配が先に立つと、理想どうりには行かないのかもしれません。

今後、日本の立場も考えないといけません。
日本人からすると中国が悪者に見えるかもしれませんが、それは一方的な見方です。
第二次世界大戦後にアメリカの子会社化した日本は、アメリカに対して牙を向かないように飼いならされました。
しかし目まぐるしい経済発展を遂げた日本は、世界の覇権を取らないように、アメリカに抑え込まれました。
今の中国の様に。
日米貿易摩擦で日本車がハンマーで壊される写真を見たことがある人もいるでしょう。

とは言え、アメリカと日本はどちらも同じイデオロギーを持つ国同士でした。
しかしアメリカと中国とでは、根っこから違うのです。
果たして勝負の行方はどうなるのでしょうか。

個人的な意見ですが、中国共産党が壊れたら、本当の意味でのアメリカと日本が負ける時代が来るかもしれません。
もし中国が自由主義、民主主義を名乗る国になった場合、世界の中心、正に中華になるでしょう。
果たしてどうなるのか。

私達は世界史の教科書のハザマに生きているようです。

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