格差社会と富の再分配

教育

アメリカの大統領選が思いの外、長引いており驚いています。
さて、最近私は富の再分配に関する話を良く聞きます。
資本主義とは、皆がお金を頑張って稼げば、皆幸せになるというイデオロギーです。
現代日本人は当たり前に思っているかもしれませんが、この思想が取り入れたれたのは明治維新以降です。
そして資本主義は絶対に正しいと思っているかもしれませんが、実際にはベストではなくベターな訳です。

日本は島国であり、大体皆日本語を喋る日本人が多くいます。
以前は中流層が沢山いて、貧富の差というものはあまり大きくありませんでした。
特に高度経済成長からバブルにかけては、皆頑張れば豊かになれる時代だったのです。
しかし、失われた20年とやらの間に、一部のお金持ちと、大半の貧乏人という分断が進みました。
資本を持っている資本家はより豊かに、労働力を切り売りしている人はより貧乏になりました。

グローバル化の影響で、世界からの影響を受けている部分も有るでしょう。
また少子高齢化で、生産人口が減り、負担が増えていることもあるでしょう。
色んな原因が相まって、格差社会となっています。

例えばですがアメリカも資本主義の国です。
日本以上に格差がある社会とも言えます。
オバマケアはトランプさんによって白紙にされ、まともな医療を受けられない人もいます。
しかし、キリスト教国ということもあり、寄付という価値観が浸透しています。
アメリカ人は日本人の30倍程寄付をしているそうです。
そうやって富の再分配が行われているのです。

日本に資本主義を持ち込んだ渋沢栄一は、600社の社会事業に関わったと言います。
自らが生み出した株式会社の利益や売却益で社会事業に投資していた部分もありますが、それだけではありません。
渋沢は沢山の事業家に何度も足を運び、寄付金を大量に募っていたのです。
それにより、富の再分配が行われていたのです。
しかし渋沢亡き後、果たしてどうなったのでしょうか。

勿論、日本には沢山の税金があります。
それにより、医療も3割負担で済みます。
生活保護の様なセーフティネットもあります。
日本に住んでいて、死ぬことは殆ど無いでしょう。

しかし、どうも世の中は冷たくあります。
自己責任論は強く、困っていたら助け合おうという文化はあまりありません。
(私自身もそうでしょう。)
また、寄付をしている芸能人を、偽善者という風潮もあります。
そもそもお金持ちは悪人と思っている人もいるんじゃないでしょうか。

私は教育実習で、高校の経済の授業をやりました。
需要供給曲線とかを、眠そうな高校生に教えました。
しかし、もっと大事なことがあるんじゃないかと思うのです。
お金の意味、価値、税金や社会福祉制度、実際に社会人になったら、どんなお金を払うのか。
いくら稼ぐ必要があるのか。
資本主義の仕組みとは、お金持ちとは何なのか。

リアルなお金の仕組みについて、もっと知らないと、より格差は広がるばかりだと思います。

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