学校でも部活でも会社でも、今まで散々上下関係というものを叩き込まれてきたでしょう。
目上の方を敬いなさい、先生のう言うことは絶対、という価値観を刷り込まれてきました。
しかし、世の中には上下なんてものは存在しません。
そもそも日本における目上の人を敬いましょうというのは、儒教的な価値観が多分に含まれます。
何故儒教が広まったかは、江戸時代に徳川家康が、武士道精神＝忠義心を利用して国を支配したからに過ぎません。
また明治維新後は国家神道が国教になりました。
富国強兵、殖産興業がスローガンとして掲げられ、職業人や軍人として使えるコマが沢山必要になり、沢山の歯車が量産されました。
勿論これは戦後も同じです。
学校教育は金の卵を沢山産み続け、高度経済成長を下支えしてきました。
ところが今はどうでしょう。
上下関係なんて必要なんでしょうか。
そもそもあなたの上司はそんなに何か偉いんでしょうか。
最低限のマナーは何処でも大切です。
しかしそれは自分の部下に対しても、発注先に対しても、年少者に対しても同じです。
誰に対しても自分とフラットな横の関係として捉え、対等な人間関係を築ける人こそ豊かな人生を送っているでしょう。
実際的に立場が弱い人に対して強く当たる人。
逆に社会的に偉いと言われる人だけに媚びへつらってヘコヘコする人。
沢山いると思います。
ただし、こういう人を馬鹿にしたり見下したりする必要もありません。
単純に知識が少なかったり、人間関係の練習や経験が浅いということでしか無いのです。
一方で、横の人間関係を築こうと言うと、人類皆平等という人もいます。
しかしこれも私の考えとは異なります。
人間は誰しも違う価値観を持っていて、それぞれお互いを認め合うことが大切なのです。
例えば教育の機会は等しく享受出来るべきですが、努力によって得られる報酬も其々の努力に応じて得られるのが当たり前なのです。
とにかくまあ、上とか下しか見えないメガネは本当の豊かさを見ることが出来ません。
試しに外してみることをオススメします。
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