価値観の違いについて知る

コミュニケーション

年代によって何を大切にするかというのは結構変わります。
70代以上の人たちは戦争中の貧しかった体験から、食べていけること、に価値を感じている人が多いです。
次に30代中盤から60代までは高度経済成長を生きてきた世代で、お金やお金になるもの(車、家、時計など)に価値を見出します。
残業してでもゴリゴリ稼いで、出世したいという欲が強いように見えます。
そして10代〜30代中盤は精神的なものに価値を感じる人が多いです。
食べ物やモノに溢れる中で育った私達は、何のために生きているのか、社会への貢献をしたい、精神的な充足が欲しい、といったことを考えることが多いです。
定時退社は当たり前、余暇や家族との時間を大切にし、学生の頃に自分探しのバックパッカーをしていた人もいるかもしれません。

勿論分かりやすく世代で輪切りにしただけで、実際には当てはまらない人もいます。
しかし多くの人は結構当てはまるんじゃないでしょうか。
ちなみに3つのステレオタイプに分けましたが、それぞれの溝はあまりにも深いです。
それによりパワハラモラハラ、育休、働き方改革、色々な部分で問題が生じています
同じ日本人で同じ会社で働く人達であっても、何を大切にしているかが全く違う可能性があるということを意識していないと、双方ともに不可思議で嫌な思いをする可能性があります。

また、自分と違う考え方の人をバカとかアホとか言って蔑むことに意味はありません。
どちらが上とか下とかは無いのです。
もっと酷いと、相手を自分の考え方に染め上げようとする人もいます。
日本人はディベートが下手と言いますが、自分とは違う考え方の人を言い負かすことに力を注ぐ人がいますが、意味がありません。
他人の価値観を変えることは容易ではないですし、自分が合っているという傲慢な姿勢から見直さなければいけません。

人それぞれのバックグラウンドがある中で、それぞれの考え方や価値観を理解することが、コミュニケーションの第一歩です。

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