これからの人間は何にお金を使うのか

モノもサービスも世の中に大量に溢れてきた現代で、どこで差別化を図るかという問題があると思います。
家電でもITサービスでも何でも、性能や商品力、技術力の差というものは小さくなってきています。
何故なら同業他社は簡単に他社の強みを模倣出来るようになってきているからです。
webエンジニアにしても色んな学習サービスが存在し、質問サイトやメンターサービスなども存在し、短期間で技術を習得することがどんどん容易になってきてます。
そうなった時、ユーザーは一体何にお金を支払うのか、サービスを消費するのかという問題が生まれます。

そしてそれは「物語」だと思うのです。
あまり普段は意識しませんが、多くの人は物語が大好きです。
例えばジャニーズやAKBは単純に容姿が良いとかそういうことではなく、その物語に心を打たれてファンになる人が多いです。
そして一度ファンになるとお金を支払い続けます。

私達はどんな物語を提供出来るでしょうか。
ちなみに平坦な物語や成功してばかりの物語は飽きられます。
失敗や苦難が存在することで、物語は面白くなるのです。

「失敗しないようにしよう」、と勿論私も考えがちですが、これからの時代において失敗しない物語にはファンは付きません。
そしてファンが付かない人や商品は価値が無くなっていきます。
何故なら存在していないのと同じだからです。

面白い物語の主人公になりませんか?