満員電車を無くすにはどうしたら良いか

雑記

フリーランスを持ち上げ、サラリーマンをディスる文章の中で必ず用いられるのが「満員電車」だと思います。
フリーランスと言えど出勤する人もいますし、サラリーマンだとしてもリモート勤務の人もいるので必ず当てはまるとは言えませんが、とりあえず都内の満員電車は地獄です。
私自身、一番長く常駐していた田町駅まで、約1年間満員電車で通勤していました。
大井町-品川-田町と二駅だけなのでもっと大変な人は沢山いるかもしれませんが、186%の乗車率(2018年度調べ)は生きてる心地がしませんでした。

たまたま見かけた動画で、乙武さんがロンドンの通勤事情について語っていました。

【乙武洋匡 × 中田敦彦】あの時の辛口コメントを3年越しに謝罪!?

古い街並みが残るためにバリアフリーが進んでいる訳ではないが、鉄道会社は独自の施策で肌が触れ合わないくらいの混雑に抑えているとのことです。
その施策というのが、駅にロープを張り、入場制限をするというものでした。
あまりに原始的というか、人身事故などがあった場合には大井町の駅でもロープを張っていたのを覚えています。
しかし、ロンドンでは通常時からロープを張って入場制限をすることで、障害者や子供連れでも誰でも電車に乗れるようにしているのです。
勿論それによって「普通の人」は出社が遅れますが、社会全体として誰しもが平等な権利を与えられるのは当たり前という人権意識がそこには存在しているのでしょう。

おそらく今の日本でそれを取り入れようとしたら、今まで散々満員電車に文句を言っていた人たちは出社が遅れること(通勤時間が長くなること)に文句を言い出すのではないかと思います。
また、鉄道会社が実行に移そうとしても、アミスタッド号に乗る皆さんの出社が遅れると困るお金を持った人たちが阻止するのではないかと思います。
そもそも実行に移す実力や権力を持っている人は満員電車に乗ることは無いというのが、改善されない原因かもしれません。

結局のところ満員電車を無くす方法はあるものの、社会の総意の元に誰も本気で無くそうと日本人は思ってないんだろうなという結論に自分の中では至りました。
臭いおっさんやウイルス、痴漢や冤罪などのリスクですし詰めになりますし、障害者や子連れは乗ることすら出来ませんが、社会全体としてはお金の方が大事なのかもしれません。

そしたら自分自身、個人的に乗らなくてすむ方法(田舎に住む、出社しない、職場の近くに住む…)を考えるしかないようです。

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