ユダヤ人大富豪の教えの思い出

IT関連

大学3年生の秋頃、直前に差し迫った就職活動を目の前に、私は何の準備もしていませんでした。
史学科の授業や教職課程はそれなりにちゃんと受けていましたが、将来何の仕事をしたいとかそういうことは一切考えていなかったのです。
実家に住んでいたので特にお金も掛からず、サークルの飲み会などは適当に貯金を食いつぶして生きていました。
そのためアルバイトを始めたのも3年の夏頃で、周りと比べるとかなりのんびりしていていました。

当時やっていた塾講師のアルバイトは余り面白い訳ではなく、教職の道もどうしたものかと思い悩んでいた頃、ツイッター経由で学生ビジネスをやっている人たちに遭遇します。
今考えれば只の情弱ビジネスで、私の様な馬鹿な大学生をカモにしようとしている小金持ちの学生がはびこっていただけなんですが、就職活動というもっと馬鹿げた慣習とは一線を画してお金を稼いでいる彼らは非常に魅力的に感じました。
色々な優秀な学生に後々会うことになるのですが、最初の頃に遭遇した某S君にはかなり影響を受けました。

S君は年齢で言うと私より一つ年下な訳ですが、既に結構なお金を稼いでいて、非常の頭にキレる人でした。
イベンター上がりで、投資商材やネットワークビジネスなどを扱う、謂わば良く居る学生ビジネスマンでしたが、別にチャラチャラしている感じでもなく、真面目そうな風貌でした。
そして彼から勧められた本が、本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』だったのです。
(ココまで全部典型的ありがちな学生ビジネスパターン。笑)

正直、就職して大企業に入って安泰という親の教育を受けてきた私にとって、この本との出会いは本当にコペルニクス的転回という感じでした。
あまりの衝撃で「ようやく人生始まったな」という感じで、全くこの文面から伝わらないかもしれませんが、天変地異な事件だったのです。
そこからどうやって起業して大金を掴むかということに血眼になり、どんどん空回りしていくことになるのですが、当時21歳だった頃にあの本に出会えて良かったなと今でも思っていますし、S君にも感謝しています。

ちなみにS君は現在DMM webcampで仕事をしているようです。
私がweb業界に入ることで、もしかしたら近い将来遭遇するかもしれません。
現在無職な私は、完全に収入でも社会的地位でも負けていますが、私は負けず嫌いなので、もっとお金を稼げるようになってから再び相まみえたいものです。笑

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