徳井さんの申告漏れについての考察

雑記

お笑い芸人チュートリアル徳井さんに税金の申告漏れがあったそうです。
ニュースによっては「脱税」や「所得隠し」と言った言葉で、まるで犯罪者の様に扱われています。
ツイッターなどの反応を見ても、逮捕しろ! クビにしろ!と言った言葉が溢れています。

エラー|NHK NEWS WEB

確かに3年間無申告だったというのは良くないと思います。
税理士ももう少し助言してあげても良かったのではないかと思います。

しかし私個人がこのニュースを見て一番最初に思ったのは、国税局による「納税しましょうキャンペーン」だなあ。というものです。
今回の追徴課税は3400万円と書かれていましたが、既に修正申告は済ませているようです。
おそらくこの額よりも大きな額を上手くちょろまかしているお金持ちは結構いると思います。
しかし知名度的に、チュートリアル徳井さんの名前を出してデカデカと報道することにより、「税金はちゃんと払わないといけないんだな」という思想を大人から子供まで、広く植え付けようとしているように見えます。(※払う必要がある分は払う必要があります。)

また、ツイッターやヤフコメを見ると、妬み嫉妬から来る批判コメントが所狭しと並んでいます。
今までの島国日本では、誰か抜け駆けをする人がいると自分が実際に損をするという社会だったためか、嫌儲バイアスが社会に溢れています。(実際にそういう人が生き残ってきた。)
しかし江戸時代の5人組じゃあるまいし、今の世の中だと、お金持ちや資産はどんどん居心地の良い海外に流出しています。
結果として、ただ脊髄反射で批判ばかりしている人たちは、どんどん地盤沈下して貧乏になり、生き残れなくなっています。

単なる批判ではなく、建設的な意見であれば理解が出来ます。
罪を憎んで人を憎まず」という言葉がある通り、徳井さん個人を叩いても仕方が無いですし、叩いているあなたの人生はより一層不幸になっていきます。
例えば、そんな簡単にそれくらいの大きな額の納税が漏れるようになっている納税のシステムを変える必要があるかもしれません。
税金の仕組みは非常に複雑で、仕組みを理解している頭の良い人が得をする不平等さにも問題があるのではないでしょうか。
そもそも、納税は日本人の義務だと言いますが、義務教育の中で全くお金に関する教育をやらないのも問題があります。
メディアも視聴率に繋がるからと言って、「脱税」や「1億円」といった言葉でお金を稼ごうとするのではなく、もっと税金に関する番組とか作ったらどうなんでしょうか。

荒んだあなたの心は、たまには温めてあげる必要があるかもしれません。

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