これからのセンター試験は

雑記

私が大学入学試験を行った2011年(2010年度)は、カンニング問題が世間を賑わせた年でもありました。
不正を行った予備校生は京都大学等の入学試験でカンニング行為を行いました。
試験時間中に携帯電話を使用し、ヤフー知恵袋で質問をしていたと言われています。

改めてこのニュースを見ると、試験方法を時代に合わせて変更するべきだと思いました。
実際に今年度を最後にセンター試験は終わり、新しい試験に移行するようです。
当時よりもデジタル端末が発展し、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンなどが普及した現在は、一層カンニングがしやすい状況が整ってきています。

それであれば、これからの試験は何を見ても調べてもアリな試験にしていくべきだと思います。
例えば大学に入ると、試験に教材を持ち込みしても良い定期考査はありますし、入社試験に使用されるSPIなども、事前にカンニングシートを用意したり、試験中に調べることが出来ます。
また社会人になると、知識の量よりも、それを使用してどうやって価値を生み出すかが問われるようになります。
実際にエンジニアとして仕事をしていると、常に調べながら作業をすることになります。逆に教材を丸暗記していても、仕事が出来るとは限りません。

今回は試験方法について取り上げましたが、そもそも大学というものの立ち位置についても考えなければいけません。
大学は学術研究機関ですが、実際には就職予備校のようになっている部分があります。
就職活動開始時期が早まれば早まるほど、学生の勉学の時間は削られていくでしょう。
また、高い偏差値の大学に入学できる学生は沢山の勉強量がこなせる自頭があるということで、企業から採用されやすくなります。
そのため、大学で何を学びたいか、研究したいかよりも、とにかくブランドのある大学を出たいという人は多いと思います。

あまりにも速いスピードでビジネスや技術、社会構造などが変化していっている中で、教育の分野は神聖不可侵のようになって古いまま取り残されている気がします。
私の教育実習の際に受け入れてくれた先生は、officeは使えないから一太郎を使っていると言っていましたが、来年からはプログラミング教育が小学校で始まるようです。
人材への投資が一番利回りが良いとよく言いますが、どれだけ時間とお金を教育に注ぎ込んでも、教育の質が悪いと高い利回りは期待できません。

センター試験は学校教育の象徴だと思っているのでこのタイトルにしましたが、教育界自体が変化すべきタイミングにきているのではないかと思います。

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