プログラミング結局「暗記」説

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プログラミング初学者向けの本やサイトには、「プログラミングは暗記をする必要がありません」と、よく書かれています。
何故暗記が不要かと言うと、要点を理解した上で調べながらコードが書ければ良いですよ。だから何も見なくてもコードが書けるようになる必要はありませんよ。ということなのです。

しかし、この「要点」を理解するというのはかなり厄介です。
そもそも「プログラミングが出来る」というのがどのレベルか、という問題もあります。
趣味なら良いですが、多くの人は、仕事としてプログラミングが出来るレベルを想定しているでしょう。
そうすると「要点」を抑えるだけでもかなりのボリュームになります。

例えば画面のレイアウトを決めるhtml,css,JS、そしてサーバーサイド言語も必要になってくるでしょう。
また、仕事としてプログラミングをする場合、多くはシステム開発です。
そうすると、ある程度基礎的なDB、ネットワーク、サーバーなどについても知っている必要があります。
一人で開発するなら良いですが、複数人で開発するのであれば、それに合った書き方も覚える必要があります。

そうすると、かなりの量を覚える必要があります。
また仕事としてやるのであれば、ある程度のスピードが求められます。
一つずつ全て調べていたら、日が暮れてしまいます。

それに加え、他のエンジニアと会話する時に専門用語を出されて、何を言っているのか分からないことが日々起こります。
実際にエンジニア1~2年目は何を言っているのか分からないことだらけで、毎日ググっている状態でした。
私はOJTの先輩の勧めで、エクセルに不明点をまとめて時間がある時に消化していました。(pjが変わるとエクセルを現場間で移動出来なくて困るので、スマホのメモ帳に不明点をメモるようになりました。)

確かに他の弁護士とか公認会計士とか医者とか、資格が必要で高給取りな仕事と比較すると、絶対的な暗記量も少なく資格も必要なく、それでいて待遇は結構良いかもしれません。
しかし、趣味でプログラミングをするだけであれば丸暗記しなくても良いのかと思いますが、エンジニアとして仕事をするのであれば、それなりな量の知識を覚える必要があるのです。

そこで、今度からは
「プログラミングは暗記をする必要がありません*」

*ただし仕事としてやっていくには結構頑張って暗記しないといけませんよ。。

と米粒サイズでも良いので、但し書きを書いたら良いんじゃないかと思います。

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