千葉に来ました。

雑記

私の親戚や実家は埼玉、東京、千葉と関東圏に集中しているので、帰省しやすいことに定評があります。笑
ちなみにお盆と正月はいつも父方の祖父母の家に行きます(来ます)。
帰省ラッシュと被るなんてことはあまりないのですが、新木場経由だとお台場、ディズニー、そしてコミケの軍団に巻き込まれます。
普段座りっぱなしなので、たまには電車で立ちっぱなしというのも良いかもしれません。(時間が勿体無いならグリーン車も結構アリです。)
そんな訳で千葉に来ているのですが、都会の喧騒を忘れて田舎に来るのは、精神的に癒やされるものがあります。
未だに最寄り駅には改札もなく、付近には田んぼが広がっています。

親や親戚は明日来るようで、祖父母2人と一人孫の3人で夕食を食べました。
祖父はもう少しでお爺ちゃんは死んじゃうから、なんて冗談で言っていますが、92歳にしては特に病気もなく随分元気そうです。
とはいえ、元気なうちに孝行しておかないといけないとも思います。
祖父がいよいよ戦争に招集される寸前で(徴兵検査などは受けていた)戦争自体が終わりましたが、もう少し戦争が長引いて祖父が亡くなっていたら、私もこの世に生を受けなかったかもしれないと考えると不思議なものです。
もちろん目の前の仕事であったり目標であったりも大事ですが、家族と過ごすこういう時間も大切にしないといけないなと思います。

祖父はいつも私に色んな話をしてくれます。
しかし、仕事に関することは今までそんなに聞いたことがなかったので聞いてみました。
約40年間、検察官として仕事をしてきた祖父ですが、仕事に関する話をそこまでしてくれなかったのは、あまり子供に話すような内容では無いことが多かったこともあるのかなと思います。(もちろん守秘義務という意味合いもありますが。)
検察官という仕事は三権分立の司法と行政を抑え、ある意味で日本の権力を大きく握っていますし、国家公務員として世間的には評価される仕事かもしれません。
しかし人の量刑(人生)を決めたり、日常的に死体を見たりする仕事は、非常に大きな苦悩があったんだろうと思います。想像すら出来ません。
例えば最近でも池袋で親子を轢き殺した上級国民が手厚い扱いを受けていますが、貧富の差による量刑の差異など、色々な葛藤があったようです。

そして法曹界で白黒付ける仕事をしていた祖父から、「人としてどうなのか」を大事にしなさいと言われました。
もちろん社会人として色んな人と接していく中で法律も大切です。
しかし、根本には「人としてどうなのか」が、あるということです。
法の限界の先には、道徳や倫理、哲学というものがあるのかもしれません。

ちなみに90歳を超えても日々勉強しているようで、最近は四書五経などの漢籍を愛読しているようです。
一方で、おもちゃとしてiPadを入手したようで、そういう近代的な?勉強もしているようです。

私ももっと頑張って勉強しないとなと思いました。

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